自動車整備科(自動車整備士・バイク整備士 専門学校)

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北海道 2年制 自動車・二輪自動車整備のプロをめざす 自動車整備科 国土交通省資格認定

職業実践専門課程 実技講習

2017年03月07日 職業実践専門課程 実技講習

CIMG2301今日は2年生最後の実習となる職業実践専門課程実技教習が実施されました。昨年同様トヨタカローラ苫小牧(株)から自動車整備科(旧自動車工学科)OBの高橋さん、オートメカニック誌よりおなじみのハリー山崎氏にご指導いただきました。内容については、昨年同様4テーマをローテンションで実施しました。。

CIMG2313テーマ1 ハイブリッドカー駆動用バッテリの取り扱い(20系プリウス 担当 ハリー山崎氏)
コンバートEV製作や11系プリウスのPHV化など、数々の困難を克服したハリー氏ならではの説得力ある実技講習となりました。駆動用バッテリのモジュール単位の整備や点検は、販売店の整備工場でもほとんど実施しませんが、今日は電圧が下がったバッテリモジュールの充電をしながら外部診断器で充電電圧等を確認しました。もちろん安全作業も必ず実施します。

CIMG2250テーマ2 ハイブリッドカー の整備モードの手動設定&お楽しみGタイム(痛車プリウスPHV&30系ごいっプリ・担当 G先生)
毎年気合が入っているG先生が担当しました。整備モードはスピードメータ計測や排気ガス計測などのモードがあります。これから整備工場の現場ではとても重要な作業になります。お楽しみGタイムでは7年間データ取りを続けているG先生の発表会です。長年データを取り続ければ、駆動用バッテリの性能低下に伴う燃費の低下が目に見えてわかります。

CIMG2312テーマ3 新型プリウスの新機構(50系プリウス・担当 トヨタカローラ苫小牧 高橋さん)
新型プリウスの新機構については、プリクラッシュセーフティシステム・レーンディパーチャアラートシステム・レーダークルーズコントロールシステム・オートマチックハイビーム等についてわかりやすく講義してくださいました。最近は本当にいろいろなシステムが付いてきているので、整備士はもちろん運転するオーナーも大変でしょうね。自動的に作動する機能や緊急時に作動するシステムも多いのですべてを知る必要はないと思いますが、スイッチ類が多くて使い切れない機能もあるのではないでしょうか?それにしても最近の自動車はすごいですね。室内モニターの大きさにも驚きました。

CIMG2276テーマ4 コモンレールジーゼルエンジンシステムと外部診断器による故障診断器(トヨタサクシード・担当 H先生)
コモンレールジーゼルエンジンは新教科書になってから、大きく取り上げられているので、普段の実習の中でも取り入れているのですが、今回は同システムのフェイルセーフや、外部診断器による故障診断について学びました。今回、外部診断器は古いトヨタ車には非常に便利なS2000(昔のトヨタ純正外部診断器)を使用しました。

最後に打ち上げ花火というわけではないですが、貴重な運転席エアバックを展開して2年生の最後の実習を終えました。
明日からはもう作業着(Aチーム以外)が必要ありません。あとは卒業式後の登録試験に向けて全力でがんばってください。目標は全員合格で!


 

n-62197358 at 16:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | この記事のURL | |

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